2008年12月6日

  • WindowsでTortoiseSVNを使う

    さくらにSubversionをインストールの続きの記事。
    さくらインターネットのレンタルサーバ(スタンダードプラン)にsubversionをインストールしてある前提で話を進めます。
    WindowsのバージョンはXP SP3です。

    Windowに以下をインストールして設定。

    • puttyごった煮版
    • TortoiseSVN

    鍵認証でssh接続するので鍵の生成と管理用にputtyもインストールします。
    私の場合は複数の接続先(さくらのスタンダードプランを2つ契約してる)でSVNを使ってるので、鍵を使いわけるためputtyごった煮版を使用してます。
    なのでToroiseSVNのsshクライアントの設定とレポジトリのURLが他のサイトと少し違うかも。

    • sshクライアントの設定
    • “C:\Program Files\TortoiseSVN\bin\TortoisePlink.exe” -l XXXXX -i “C:\Program Files\TortoiseSVN\bin\id_rsa.ppk”
      [sshクライアント] -l [ユーザID] -i [秘密鍵]

    • レポジトリのURL
    • svn+ssh://XXXXX.sakura.ne.jp/home/XXXXX/repo/test
      svn+ssh://[アドレス]/[リポジトリがあるディレクトリのパス]

    となっているところが

    • sshクライアントの設定
    • “C:\Program Files\Putty\Plinkw.exe”
      [sshクライアント]

    • レポジトリのURL
    • svn+ssh://XXXXX@XXXXX.sakura.ne.jp/home/XXXXX/repo/test
      svn+ssh://[ユーザID]@[アドレス]/[リポジトリがあるディレクトリのパス]

    になります。

    以下詳細を説明していきます。

    puttyごった煮版をインストール

    http://yebisuya.dip.jp/Software/PuTTY/
    からインストール版をダウンロードしてインストールします。
    手順は省略(^^;)

    TortoiseSVNをインストール

    インストール方法はhttp://www.gside.org/Gentoo/subversion/subversion_client.htmlに載ってるのでそちらをみてください(^^;)
    わかりやすいです。

    ssh接続のための設定

    svn+sshで接続するので、その設定を書いておきます。

    鍵の生成

    PuTTYgenを起動します。
    場所は「すべてのプログラム」→「PuTTYごった煮版」→「PuTTYgen」。

    鍵の生成
    鍵の生成

    「生成」ボタンを押して鍵生成。
    マウスを適当に動かしてるとゲージが動いて鍵が生成される。

    公開鍵の保存
    公開鍵の保存

    公開鍵の部分をコピーしてメモ帳などのエディタを開いてペースト。
    「authorized_keys」という名前で保存。
    これをサーバの /home/xxxxx/.ssh ディレクトリの中にアップロード。
    もちろんxxxxxは自分のIDに置き換えてください。

    秘密鍵の保存
    秘密鍵の保存

    「秘密鍵の保存」をクリックすると警告が出るけど、「はい」を押して適当な名前(とりあえず「id_rsa.ppk」で)をつけて保存。
    場所は自分でわかりやすい場所で。
    秘密鍵は厳重に管理してください。最悪の場合サイトがのっとられてしまいます。
    本来なら秘密鍵にはパスワードをかけるべきです。
    パスワードをかけておけば万が一秘密鍵がとられてしまった場合でも”少し”安心です。
    心配な方はパスワードをかけてください。
    パスワードを設定する場合は、「鍵のパスフレーズ」にパスワードを入力すれば設定できます。
    ただしパスワードを設定すると毎回接続するときにパスワードを入力しないといけなくなります。
    この辺は自己責任で。

    次にPageantを起動。
    場所は、「すべてのプログラム」→「PuTTYごった煮版」→「Pageant」。
    ※Pageantを起動して鍵を設定する操作はPC立ち上げ後、TortoiseSVNを使う前に毎回行わないとだめ。
    面倒だからなんとかならないかな。

    pageantの起動
    pageantの起動

    PCに斜め線が入ったアイコンをクリックor右クリックして「鍵の追加」をします。

    pageant鍵の追加
    pageant鍵の追加

    で先ほど生成した秘密鍵「id_rsa.ppk」を追加。

    TortoiseSVNの設定

    適当なフォルダ(なんでもOK)で右クリック。

    Tortoiseの設定
    Tortoiseの設定

    「TortoiseSVN」→「設定」を選択。

    sshクライアント設定
    sshクライアント設定

    「ネットワーク」のsshクライアント設定の項目に「”C:\Program Files\Putty\Plinkw.exe”」と記入して「OK」をクリック。

    TortoiseSVNを使ってチェックアウトとかコミットとか

    TortoiseSVNを使ってバージョン管理するときの基本的な手順は以下。

    1. リポジトリを作ってサーバにアップロード
    2. リポジトリからチェックアウト
    3. ファイル(.phpとか.cとか)を作成してコミット
    4. ファイル(.phpとか.cとか)を変更・作成してコミット
    5. ファイル(.phpとか.cとか)を・・・以下ずっと続く

    最初の2つをちょっとだけ詳しく書きます。

    TortoiseSVNリポジトリの作成
    TortoiseSVNリポジトリの作成

    中身が空っぽのフォルダを作って、そのフォルダを右クリック。
    「TortoiseSVN」→「リポジトリ作成」でリポジトリを作る。
    リポジトリの種類は「Native filesystem(FSFS)」を選択。
    フォルダ内にいくつかファイルが出来てるので全て /home/xxxxx/repo/test ディレクトリに入れる。(mkdirコマンドでディレクトリを作っておく)
    xxxxxは自分のIDに置き換えてください。

    これでリポジトリは作れたので次はチェックアウト。

    SVNチェックアウト
    SVNチェックアウト

    これからプロジェクトで使うフォルダを右クリックして「SVNチェックアウト」をクリック。

    SVNチェックアウト設定
    SVNチェックアウト設定

    リポジトリのURLに「svn+ssh://XXXXX@XXXXX.sakura.ne.jp/home/XXXXX/repo/test」と入力。
    xxxxxは自分のIDに置き換えてください。

    参考サイト

    1. putty→http://yebisuya.dip.jp/Software/PuTTY/
    2. TortoiseSVN→http://www.gside.org/Gentoo/subversion/subversion_client.html
    3. Totoise複数の鍵の使い分け→http://sfi.hamazo.tv/e1317475.html